一枚の葉ではなく、ブレンドティー——スラトレ®は、結局のところ何なのか
スラトレ®(メンタル思考トレーニング)を一言で説明するのは、意外と難しい側面があります。
私はスラトレ®を「ブレンドティー」にたとえます。お茶で言えば、一枚の葉から作られる単一のお茶ではなく、世界中のさまざまな技術や知識を凝縮してブレンドしたもの——それがスラトレ®です。
トレーニングです、ノート術です、自分で自分を助ける術です——いろんな言い方があるのは、いろんな側面があるからなのです。
いろんな垣根を越えて、いいものは全部取り入れる——なぜ、ブレンドティーなのか
私自身は、心理や精神科の専門家ではありません。
整形外科医として体の専門家でありながら、自身の経験を経て国内外で心理学・精神医学を学んできました。「いろんな垣根を越えて、いいものは全部取り入れる」という姿勢でスラトレ®を構築してきたのです。その結果、スラトレ®は単一の学派や手法ではなく、複数の技術が組み合わさったブレンドとして完成しています。
医科学的根拠、実践性、継続性、カスタマイズ性——受講生は、なぜスラトレ®を選んだのか
これまでの受講生に「他にもいろんなメソッドがあるなかで、なぜスラトレ®を選んだのか」を聞いてみたところ、4つの決め手が挙がりました。
一つめは、医科学的な学問の根拠がある研究に基づいた方法であること。最も多く挙がった理由です。医学博士として国内外で学び、スタンフォード大学でEI(Emotional Intelligence/感情知性)を学んだ背景から、スラトレ®の手法には医科学的な裏付けがあります。
二つめは、日常生活で簡単に活用できる実践的な手法であること。心のケアなのに勉強や頭の使いすぎで疲れてしまっては意味がありません。スラトレ®は日常生活のなかですぐに使えることを重視して設計されています。
三つめは、長期的に継続できる単純な方法であること。一時的な気分転換ではなく、長く続けられる単純さを大切にしています。複雑なテクニックではなく、シンプルな動作の積み重ねで成り立っています。
四つめは、カスタマイズして自己流にできること。これがスラトレ®の最もユニークな点です。誰か一人の正解を全員に当てはめるのではなく、一人ひとりが自分に合う形に調整していけるよう設計されています。
「どうしたらあなたが楽ですか」——カスタマイズできる、とはどういうことか
カスタマイズについては、スラトレ®を「スポーツ」にたとえて説明しています。
たとえばボール投げの動作のような、誰でもできる簡単な基本動作を教える。それを生活の中に取り込んでコツコツ練習するうちに、少しずつ自己流が出てくる——脇を広げて投げた方がいいのか、閉じて投げた方がいいのか、ボールの持ち方はどうするか、といった自分なりの工夫が生まれてきます。
その時、多くの方は「どうしたらいいですか」とトレーナーに聞きたくなります。しかしスラトレ®では、トレーナーが「どうしたらあなたが楽ですか」と質問を返すのが特徴です。
一人ひとり、骨格や関節の大きさが違うように、心の動き方もそれぞれ違います。その違いを尊重しながら、自分にビタッと合う形を一緒に探していく——これがスラトレ®の本質です。
通い続ける依存型ではなく——スラトレ®は、誰と一緒にやるものなのか
スラトレ®はメンタルトレーニングであり、心理療法でも治療でもありません。認定トレーナーと一緒に進めるものです。
日本人特有の自己否定や固定概念を含めて対応できる技術として設計されており、「自立型のトレーニング」と位置づけられています。通い続ける依存型のサービスではなく、最終的に「自分一人でできる」状態を目指すのが特徴です。
スラトレ®が「ブレンドティー」であるのは、手法の幅を広く持つことで、一人ひとりに合う組み合わせを見つけやすくするためです。4つの決め手——医科学的根拠、日常での実践性、長期の継続性、そしてカスタマイズ性——は、それぞれ単独でも価値がありますが、組み合わさることでスラトレ®独自の存在感を作っています。
本を読んでも、自分の場合はどうするのかが書いていない。人に聞いた通りにやって、続かない。ここからは、抜けられます。
抜けたあとは、朝の5分に、自分に合う形でできることが1つ残ります。うまくいかない日に、やり方のほうを自分で変えられます。
そのうち、トレーナーに聞かずに決められる日が来ます。「どうしたらあなたが楽ですか」に、自分で答えられるようになるからです。