昨日は平気だったのに、今日は止まらない日があります
「最近イライラしすぎ。私の性格がおかしいのかな」「もっと心の持ちようを変えないと」「周りの人に申し訳ない」。そうやって自分を追い込むほど、心は重くなっていきます。「また怒ってしまった」「自分をコントロールできない」という言い方も、よく聞かれます。多くの方が、自分の感情そのものに罪悪感を抱えています。
感情は、天気のように変化します。晴れの日もあれば、雨の日もある。それはごく自然なことです。ところが日本では、いつも晴れていなければいけない、という無言のプレッシャーの中で過ごしている人が少なくありません。
イライラは、内側から届いている連絡です
イライラには、必ず理由があります。それは、脳が発しているメッセージだと考えることができます。体内の警報システムのようなもので、何かが調子を崩していることを知らせる働きをしています。欠陥や弱さではなく、むしろ自己防衛のしくみに近いものです。
伝えようとしている中身は、三つに分けられます。
一つめは、休息が要るというサイン。心と体が疲れの信号を送っている状態です。無理をせず、自分にゆとりを与える時間を取る側に置かれます。二つめは、境界線の再確認。大切にしている価値観や、ここまでという限界が侵されているというサインです。自分の気持ちに正直になる勇気を思い出すタイミングだ、という言い方もできます。三つめは、変化への呼びかけ。いまの状況に不満や不安があり、何かを変える時期が来ている、という合図です。
つまりイライラは敵ではなく、守ろうとしている側からの連絡だということになります。
扱い方は、三つの手順になります
一つめ、観察する。判断を加えず、「いま、イライラしている」という事実をそのまま置きます。受け入れようと頑張らなくても大丈夫です。
二つめ、記録する。どんな状況で、何に対して反応したのかを簡単に書き出します。スラトレ®ノートに書き留めるだけで十分です。客観的に眺めると、感情の輪郭が少しずつ見えてきます。この段階では、無理に消そうとしません。存在を認めるに留めます。
三つめ、解釈を問い直す。その出来事を「対立」ではなく「相互理解」の場として捉え直してみる。そのうえで「何を伝えようとしているんだろう」と問いかけてみます。
Aさん(仮名)は、同僚との関係性を解釈し直したことで、イライラの頻度が減ったと感じ、仕事にも前向きに取り組めるようになったと振り返っています。個人の感じ方であり、同じ変化を保証するものではありません。
一気に変えなくても、進んでいきます
説明会に参加された方からは、「イライラするのはあなたのせいじゃない、と言われてハッとしました」「自分の本心からイヤイヤ笑顔を作っていたことに気づきました」という声もありました。個人の感想であり、変化を保証するものではありません。
人にはそれぞれ、自分だけの「キラッキラ」な人生があります。一気に何かを変えなくても、自分のペースで、一歩ずつ進んでいきます。
ここまでが、イライラはなぜ起きて、どう扱えるのか、という問いへの答えです。
ただ、三つのうち二つめ、大切なものが侵されているというサインだったとき、その線を自分がどこに引いていたのかは、まだ分かりません。引いていた線が妥当だったのかどうかも、別の話になります。
自分が引いている線を、どう見分けるのか。これは、イライラの正体という話とは別の問いになります。
スラトレ®は、自分の才能を、自分で扱えるようになるためのメンタル思考トレーニングです。いまの才能タイプと思考のクセが六角形で出る、30の質問を置いています。