こんにちは、Dr.EKOです。
今回の記事は、スラトレ®の入門セミナーに参加された方や、初回面談を受けたあと「なんだ、新しいことなんて何もないじゃん」と言って、スラトレ®を受講されない方に向けた記事です。
少し、いや、だいぶ耳の痛い話、本質的な話が含まれます。ちょっときついなと思う方は、無理しないでくださいね。
スラトレ®は、他のトレーニングと何が違うのか
一言で言うと、HOW(ハウ)です。
どういう意味か。
「トレーニング」の一言で片付けられるのですが、HOWもトレーニングも、いずれも英語です。西洋の言葉です。
トレーニングを日本語に直すと、「身につくまで、腑に落ちるまで、訓練する」になります。
日本語にすると、途端に重苦しく感じますよね。
だから、カタカナや他国の言語で置き換える、間接的な表現が用いられるのだと思います。本質を直球で投げると、きつすぎる。
つまり、日本人の多くが本質を受け取れない状態だということが、大前提です。
メンタル思考トレーニング。スライブトレーニング®。内観します。毎日ノートを書きます。自分の心の奥底を知ります。ありのままに、本当の自分の心に従って……。
並べた言葉はすべて表面的なもので、本質や直球の意味は何も含まれていません。
知ったつもりで、止まっている
結論から言います。
多くの方は、スラトレ®の入門セミナーを受けたり、初回面談を受けたりしたときに、「なんだ、なんとなく知ってる」といった感じで、知ったつもりになっています。
身についていないのに、頭で分かったつもりになっている。だから、いつまで経っても本当の幸せや、ありのままになれていないのです。
新しいことを探している時点で、全然違います
新しいことを探している時点で、全然違います。
なぜなら、人間の心理や精神性は、紀元前から普遍だからです。
そして、人間の心理や精神性の仕組みは、1800年代にすべて解明されています。
歴史年表にしてみました。
人間の心と精神の歴史年表
- 紀元前5世紀ごろ 釈迦
- 苦しみの原因は、自分の心にある
- 紀元前 老子
- 自ら知る者は明なり/足るを知る者は富む
- 1879年 ヴント
- 世界初の実験心理学の研究所
- 1896年 フロイト
- 「精神分析」という言葉
- 1911年 アドラー
- 個人心理学
- 1919年ごろ 森田正馬
- 森田療法「あるがまま」
- 1937年 吉本伊信
- 浄土真宗の「身調べ」を広める
- 1941年 内観法
- ほぼ今の方法が確立
- 1943年 マズロー
- 欲求の段階(いちばん上は自己実現)
- 1953年 吉本伊信
- 奈良県大和郡山に内観道場
- 1956年 フロム
- 『愛するということ』愛は技術
- 1990年 サロベイとメイヤー
- 感情知性(EI)
- 1995年 ゴールマン
- 感情知性が世界に広まる
- 2006年 ドゥエック
- グロースマインドセット
- 2007年 ダックワース
- Grit(やり抜く力)
- 2013年 岸見一郎・古賀史健
- 『嫌われる勇気』課題の分離
- 2013年 マクゴニガル
- ストレスと友達になる方法
- 2016年 Dr.EKO
- スタンフォードで感情知性を学ぶ
- 2020年 スラトレ®
- 国内で一般公開
並べてみると、紀元前の仏教や老子の教えも、この年表の中で最新と言われる教えも、結局は同じことを言っています。
釈迦は、苦しみの原因は自分の心にあると説きました。老子は、自分を知る者は明るく、足るを知る者は富むと言いました。森田療法は「あるがまま」。内観は、自分を調べる。アドラーの教えを紹介した『嫌われる勇気』は、「課題の分離」。
どれも、自分の心を自分で見つめ、自分で自分を満たす、ということです。
新しいことは、何もありません。
違うのは、HOWです。身につくまで、腑に落ちるまで、訓練するかどうか。フロムも、愛は技術であり、学んで身につけるものだと書いています。
スラトレ®の材料も、この流れの中にあります。
- スタンフォード大学で学んだEI(Emotional Intelligence/感情知性)
- スタンフォード大学のキャロル・ドゥエック先生のグロースマインドセット。いくつになっても私は成長できる、と信じること
- スタンフォード大学のケリー・マクゴニガル先生の、ストレスと友達になる方法
- ペンシルベニア大学のアンジェラ・ダックワース先生のGrit。成功者ほど地味で目立たず、コツコツしています
スラトレ®labの本棚に並ぶ、精神科医の岡田尊司先生、解剖学者の養老孟司先生、社会心理学者の加藤諦三先生、脳科学者の中野信子先生。哲学者のバートランド・ラッセル、マイケル・サンデル、マルクス・ガブリエル。そして、エーリッヒ・フロム。
どれも、訓練するしかないものです。
スライバーとは
あなたが発する一言を、そばにいる誰か(家族・仲間)は、一言一句、全身全霊をもって聞いてくれますか?
あなたの気持ちを120%汲み取ってくれますか?
当然、あなたはそれを、自分自身にも、周りにいる重要な他者にもできていますか?
周りとの人間関係の責任の重さは、完全に半分ずつ、50%ずつになっていますか?
あなたは、自分の50%の役割を、すべて果たせていますか?
つまり、理想像は分かっていても、知っていても、その理想像に到達できない。HOWが分からないんです。
ノートをやっている。毎日日記を書いている。どれも素晴らしいですけれど、結果につながらないプロセスは、いつまで経ってもその先のゴールに結びつくことはありません。
オリンピック選手と、看護師さんの採血
本当に厳しいことを言っていますが、具体例を挙げてみましょう。
みんな、オリンピック選手を目指します。なりたいと言います。なるためには練習したらいいと分かっています。毎日練習を頑張っています。スクールにも通っています。高い月謝も払っています。
けれど、全員がなれているでしょうか。
看護師さんの採血。健康診断のたびに見ていますよね。
シリンジの付いた針で、透けている血管に向かって刺せばいいんだよね。HOWも、なんとなく知っています。
じゃあ、やってみて。と渡されたとき、あなたはできますか?
こういったレベルの話をしています。
なぜ、安定した仕事を離れたのか
少なくとも私、Dr.EKOは、病院に勤めていれば、実力が上がったわけでもないのに、年功序列で歳を重ねるごとに給料を増やすことができます。朝から決められた時間までいれば、安定した月給・年収は確保できます。アメリカにずっといることだってできました。
なぜ日本にわざわざ帰ってきたのか。なぜわざわざ、安定した仕事を離れたのか。
この本質のためです。
みんな、頭では分かっているつもりです。一生懸命、努力もされています。
けれども、スラトレ®は、結果につながる努力、最短であること、効率を重視しています。
なぜなら、早く大勢の方がスライバーになって、困っている多くの人を助けてほしいからです。
隣の人のことを、どう捉えていますか
日本は恵まれた国です。
あなたは、世界の貧困を、自分の家庭のことのように捉えていますか?
隣の国の戦争をどう考えますか?
隣の街は? 隣の家族は? 隣の人のことは?
自分が満たされない限り、他者のことを自分事のように思うことは、絶対にできません。
こういったレベルでの話をしています。
1日でも早く、1人でも多くの方が、完全に自分で自分を満たし切れるスライバーになり、隣の誰かにおすそ分けする日を願ってやみません。
この願いが、私がスラトレ®を設立した理由です。
あしからず。乱文にて失礼いたします。