合図は、いつも小さい言葉で来ます
カチンとくる。イラっとする。もやっとする。日常でよく使うこの三つが、そのまま合図です。
多くの場合、この合図は流されます。忙しいから、大したことではないから、あとで考えるから。そうして流したものは、消えるのではなく、次に同じ場面が来たときに戻ってきます。
戻ってくるたびに、量が少し増えます。増えたぶんは、関係のない場面にこぼれます。仕事で受けたものを家で出してしまう、というのは、この流れの後半で起きています。
合図が出た日に、机に座ります
スラトレ®の手順は、この合図から始まります。モヤが出たときこそ、机に座る。落ち着いてから、ではありません。
理由は単純です。時間が経つと、何にモヤっとしたのかが分からなくなるからです。残るのは気分だけで、材料のほうが先に消えます。
材料というのは、誰が何と言ったか、そのとき自分が何を思ったか、という細かいところです。ここが残っているうちに紙へ置けば作業になります。気分だけになってからでは、扱う対象がありません。
ノートを、四つに分けます
座ったら、ノートを四つの区画に分けて書いていきます。起きたことと、そのとき自分がどう受け取ったかを、別々の区画に置いていく形です。
四つに分けるのは、ひとかたまりのモヤを、種類の違うものへ切り分けるためです。切り分けると、実際に起きた事実の部分と、自分の受け取り方の部分が、別々に見えてきます。同じ紙の上に並ぶので、どちらが動かせる側なのかも分かります。
書いていくと、途中で降りてくるものがあります。30年から40年かけて身につけた決めつけが、その場面に出ていたと分かる瞬間です。ここが見えると、同じ出来事の意味が変わります。
使う場面は選びません。彼とは前から合わない気がする、という恋愛の話でも、なぜ部長は自分にだけ仕事を振らないのか、という職場の話でも、置く紙は同じです。
慣れるまでは、量で進みます
最初から上手に分けられる必要はありません。習うより慣れろで、毎日書いていくうちに、区画の見分けがついてきます。
書き終えたノートは、たまっていきます。半年後に読み返すと、同じ言葉が何度も出てくることに気づきます。その言葉が、自分の癖の名前になります。名前がついたものは、次に出てきたときに、その場で気づけます。
気づけると、机に座る前に片づく日が出てきます。書く手順そのものが、頭の中で走るようになるからです。
スラトレ®は、自分の才能を、自分で扱えるようになるためのメンタル思考トレーニングです。いまの才能タイプと思考のクセが六角形で出る、30の質問を置いています。