同じ言葉を話しているだけでは、知っていることになりません
話し合いは、日本人にとって苦手意識が根付いているジャンルです。極力避けたいと感じている方も多いでしょう。ただ、避け続けていると、成長も解決も起きません。真意を説明できるようになれば大丈夫です。
日本人は同じ言語を話すだけで、互いをよく知っているような感覚を持ちがちです。けれど、1人ひとり生きてきた背景に、同じものは一つもありません。経験していないのですから、真の意味で完全な同調や同感は不可能です。
詳細な説明なしに理解してもらおうとするのは、奇跡を求めているのと同じくらい難しいことです。まず置く前提は、相手はこちらのことを全く知らない、というところになります。
「同じ」を前提にすると、区分や差別の入り口になります
「普通、A=Bだよね」「え?普通、B=Cだよ」という会話があったとします。ここで「同じ」を前提にしていると、「なんで○○のくせにBなんだよ。変な人」という思考が生まれます。
これが、区分や差別へつながる思想の入り口です。同じはずだという前提が先にあるので、違っていることが、そのまま変なことになってしまいます。
「違う」を前提にすると、続く言葉が変わります
同じ「普通、A=Bだよね」「え?普通、B=Cだよ」という会話でも、「違う」を前提にすると、次に出てくる言葉が変わります。相手はBタイプで、こちらはC、「同じ生まれでも異なるのね」という受け取りになります。
そのあとに続くのが「もっと教えてください」です。これが、共感や理解へつながる思想です。
話すときに、情報源を明らかにしておくのも効きます。「○○が良いと書いてあった本を読んだことがあって」と出どころを添えると、発言に信頼性が生まれます。SNS投稿や芸能人の発言は4次情報です。1次から4次までの違いを意識して、情報源の質に注意を払っておきます。
境界線を越えてくる人とは、付き合うかどうかを決められます
「こうした方が良いよ」と、境界線を土足で踏み越えてくる人がいます。悪気はないでしょう。それでも、言われた側から見れば、線は越えられたことになります。
付き合うかどうかは、こちら側が決めればよいことです。重要な他者のポジションを明確にしておくと、聞き流せるようになります。彼らは単に、表現方法を「知らないだけ」です。優しく手本を示せたら、というくらいの距離で構いません。
スラトレ®は、自分の才能を、自分で扱えるようになるためのメンタル思考トレーニングです。いまの才能タイプと思考のクセが六角形で出る、30の質問を置いています。相手はこちらのことを全く知らない、という前提から会話を始める、という順番です。