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「人の気持ちばかり考えて、疲れました」 — 共感疲労から自分を守る境界線の引き方

人の気持ちを先に考え続けた結果、自分の望みに答えられなくなる時期があります。

公開日:2025年4月20日 / 人づきあい

「気を遣いすぎる」「空気を読みすぎる」「相手の顔色ばかり見てしまう」──そんなふうに生きて、心がすり減っていませんか。
Dr.EKO博士(医師・医学博士)が監修するスラトレ®の視点から、人の気持ちを優先しすぎて疲れてしまった私が、自分に戻るために大切にした“整える時間”についてお伝えします。

「人の気持ちを先に考える人間」だった私

私はずっと、人の気持ちを先に考える人間でした。
誰かが困らないように、場が荒れないように、迷惑をかけないように──。

でもその結果、“自分の気持ち”がいちばん後回しになっていたんです。
気づいたときには、「私は本当はどうしたい?」がすぐに答えられない人になっていました。

整っていない状態で他人に合わせ続けると、自分がなくなっていく

整っていない状態で、他人に合わせつづけると、自分がなくなっていく。
だから私は、まず「整える」ことを優先するようになりました。

自分に問いかける、3つの小さな質問

今、私は疲れてない?
本当は断りたかったんじゃない?
私のペース、乱されてない?
──その問いに、ちゃんと自分で答えてみるようにしたんです。

“誰かのための自分”ではなくて、“自分を大切にする私”に、少しずつ戻っていきませんか。

三つの問いに自分で答えるようになると、断った日の夜が静かになります。
断ったことを何度も思い返す時間が要らなくなるからです。
朝起きた時点で、今日は誰の用事から始まるのだろう、と身構えることもなくなります。

いまは、誘われた瞬間に「行けます」と返事をして、電話を切ってから予定表を見て、その日がすでに埋まっていることに気づく。
帰り道では、相手の表情を何度も思い返して、言い方がきつくなかったかを確かめている。
この繰り返しからは、抜けられます。

抜けたあとは、誘われた場でいったん黙って、自分の予定を見てから返事をします。
断るときは理由を並べず、「今日はやめておきます」とだけ言う。
相手はそのまま次の話をして、こちらも何も引きずらずに帰れます。

そのうち、人から聞かれます。
「よく気がつくのに、どうして疲れていないんですか」。
人の気持ちを先に読む力は、そのまま残ります。
残ったまま、向ける先が変わる。
相手のために消えていた自分の望みが、同じ場の中に並んで置かれるようになります。

※本記事は情報提供を目的としており、医療行為・心理療法ではありません。個人の感想であり、効果を保証するものではありません。

この記事を書いた人

L山さん