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対症的と根本的——二刀流で使い分けるという考え方

すぐに楽になりたいと、本当に変わりたいのあいだで、二つのアプローチを状況に応じて使い分ける話です。

公開日:2022年10月12日 / 気持ちと考え方

「すぐに楽になりたい」と「本当に変わりたい」の間で

目の前の問題を、すぐに楽にしたい。でも本当は、もっと根本から変えたい。何かに行き詰まると、私たちは短期的な対処と長期的な変化の間で揺れることがあります。スライブトレーニング®では、この二つを対立するものとしてではなく、使い分けるものとして捉えています。どちらも欠かせない方法です。大切なのは、自分のいまの状態に合うほうを選び取れることだと考えています。

二刀流——対症的アプローチと根本的アプローチ

どんな課題に向き合うときも、大きく分けて二つの方向性があります。対症的アプローチは、いま目の前にある不快感や負担を、一時的にやわらげる方法です。緊張したときに深呼吸をする。頭が重いときに無理をせず休む。イライラしたときに好きな音楽でリフレッシュする。ストレスを感じたときに趣味で気分を切り替える。どれも身近な工夫です。短い時間で気持ちの切り替えにつながる一方で、原因そのものに触れているわけではないため、同じ場面で同じ揺れが繰り返されることもあります。あくまで、次の一歩につなげるための一時的なケアと位置づけるとよいと考えています。

根本的アプローチは、課題の本質に目を向け、そこに働きかけていく方法です。ストレスの背景にある人間関係や環境を見直す。生活のリズムを整えていく。繰り返し現れる思考の癖を観察し、扱い方を学んでいく。いずれも時間と労力がかかりますが、同じ場面で同じように揺れにくい自分を育てていくことを目指します。スラトレ®ノートでは、3番が対症的アプローチに、4番が根本的アプローチに対応していて、4番は受講生の皆さまの間で「手術ノート」「オペノート」と呼ばれることもあります。

どちらが上ではなく、順番があります

どちらか一方が優れているわけではありません。急を要するときには、まず対症的アプローチで自分を守ることを優先してよいのです。心にスペースが生まれてから、根本的アプローチへと少しずつ歩を進めていく。この順番がとても大切です。焦って根本に向き合おうとすると、かえって自分を消耗させてしまうことがあります。

40代・介護職のAさんは、肉体的な疲れに職場の精神的な負担が重なり、心身ともに不安定な日々が続いていたそうです。まず取り組んだのは、対症的アプローチとしての気分転換の散歩やリラクゼーション。心が少し整ったところで、スラトレ®で、自分の価値観と環境のギャップを丁寧に分析していきました。その結果、職場でのコミュニケーションの取り方に小さな変化が生まれ、同じ場面で振り回される時間が減っていったと感じておられるそうです。個人の感じ方であり、変化を保証するものではありません。

対症的アプローチは、今の自分を守るための方法。根本的アプローチは、未来の自分を育てるための方法。歩むペースは人それぞれで、どんな小さな一歩でも、確かに前に進んでいます。

この使い分けを、実際に見てみる場

スラトレ®は、自分の才能を、自分で扱えるようになるためのメンタル思考トレーニングです。いまの才能タイプと思考のクセが六角形で出る、30の質問を置いています。

※本記事は情報提供を目的としており、医療行為・心理療法ではありません。個人の感想であり、効果を保証するものではありません。