離れると、また同じ悩みが戻ってくる
相談している間は、楽になる。けれども、その場を離れてしばらく経つと、また同じ悩みが戻ってきてしまう。医師として多くの方と向き合うなかで、この繰り返しを何度も目の当たりにしてきました。
支えそのものが悪いわけではありません。ただ、支えられている間だけ保てる状態と、支えを離れても保てる状態とは、別のものです。戻ってくるたびに、また支える。それ自体は誠実な営みです。けれども、同じ悩みが同じ形で戻ってくるという事実は、支え方そのものへの問いを残しました。スラトレ®が「自立型」という言葉を掲げているのは、この経験が背景にあります。
「自立型」が意味していること
自立型とは、サービスに通い続けなくてよい状態を目指す、という意味です。トレーニングを通じて、自分自身で感情と思考を扱えるようになる。一度身につけたら一生使える。そんな状態に到達していただくことを、設計の前提にしています。
「誰かに頼らないと保てない状態」ではなく、「自分の足で立てる状態」を渡したい。自立型という設計思想は、このシンプルな願いから生まれています。言い換えると、ゴールに置いているのは、トレーニングが上手になることではなく、トレーニングに通わなくてもよくなることです。
自立は、突き放すことではありません
自立型と聞くと、突き放されるような印象を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。目指しているのは、その逆です。
しっかりとした型と伴走があるからこそ、安心して自分と向き合えます。対話ノート、ペアワーク、ボディサインに気づく練習。こうした具体的なツールが用意されているのは、迷わずに自立への道を歩めるようにするためです。型があるから、自由になれる。これがスラトレ®の骨格です。最初に手厚く支えるのは、最後に支えが要らなくなるためです。順番として、手厚さと自立は両立します。
自立した先にある姿
自立の到達点として描いているのは、スライバーという生き方です。自分のなかから湧き出るエネルギーで、いきいきと花開く人。誰かに答えを教わって生きるのではなく、自分のなかの答えに気づきながら生きていく姿です。
受講される方には、「あなたの中にもう答えはありますよ」とお伝えしています。トレーニングは、答えを外から与えるためのものではありません。すでに持っているものに、自分で気づいていけるように道筋を整える。それが、このトレーニングの仕事だと考えています。せっかく生きるのなら、スライバーで生きてみないか。設計の奥には、この問いかけがあります。
スラトレ®は、自分の才能を、自分で扱えるようになるためのメンタル思考トレーニングです。いまの才能タイプと思考のクセが六角形で出る、30の質問を置いています。