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アメリカのPM&R制度と世界の診療体制の比較

アメリカのPM&Rと同様の診療体制を持つ国について、地域ごとに並べます。

公開日:2025年10月2日 / からだのこと

相談者

アメリカのPM&Rのような仕組みは、他の国にもあるんですか?

皆さんこんにちは、Dr.EKO博士です。
毎日をキラッキラに生きるThrive(スライブ)のためのトレーニング、スラトレ®を運営しています。

4〜5年の専門研修と包括的アプローチ——アメリカのPM&R制度の特徴

アメリカのPM&R(Physical Medicine & Rehabilitation)と同様の診療体制を持つ国についてご紹介します。

アメリカのPM&R制度の主な特徴は次の通りです。

  • 4〜5年の専門研修プログラムを経て専門医となる
  • 運動器疾患の保存療法に特化した訓練を受ける
  • 診断から治療までを一貫して行う包括的アプローチ

北米からオセアニアまで——各国・地域のPM&R体制

北米

カナダ:アメリカと同様のPM&R制度を採用しており、同等の専門研修と治療体制が整っています。

ヨーロッパ

ヨーロッパでは「Physical and Rehabilitation Medicine(PRM)」として確立されており、30カ国以上で実践されています。
主要な国々は次の通りです。

  • フランス
  • ドイツ
  • イタリア
  • スペイン
  • オランダ
  • ベルギー
  • スイス

これらの国々では、PRM専門医が幅広いリハビリテーション医療を提供しており、アメリカのPM&R制度に類似した診療モデルが見られます。

アジア

台湾:台湾では、「台湾リハビリテーション医学会」が中心となっています。
英語の名称は、Taiwan Academy of Physical Medicine and Rehabilitation です。
アメリカやヨーロッパモデルを基にした診療体制が確立されています。
運動器疾患や神経系障害、慢性痛への対応を重視した専門医の育成が進められており、国際的な学会活動にも積極的に参加しています。

インド:アメリカモデルに基づくPM&R制度を採用しています。

中国:アメリカモデルを基にしたPM&R制度を採用しているものの、地域によって診療体制に差があります。

オセアニア

オーストラリア:イギリスモデルをベースとしながらも、慢性痛など運動器診療を含む診療体制を確立しています。

ニュージーランド:オーストラリアと同様のシステムを採用しています。

シンガポール:オーストラリアに近い診療モデルを展開しています。

各国が採用したモデル——アメリカPM&Rの国際的影響と台湾の特色

アメリカPM&Rの専門性と国際的採用

アメリカのPM&R医は、4〜5年の専門研修を経て運動器疾患の保存療法に特化した訓練を受けます。
この専門性の高さと、診断から治療までを一貫して行う包括的なアプローチは、北米・ヨーロッパ・アジアの一部の国々でも採用されるモデルとなっています。

アメリカのPM&R制度は、その専門性と体系的なアプローチで、国際的にも大きな影響を与えています。
各国の診療体制の特徴を理解することは、今後の医療モデルの発展に役立てることができると考えられます。

台湾の特徴と国際的な役割

台湾のリハビリテーション医療は、アメリカやヨーロッパのモデルを基にしながら、独自の診療体制を構築しています。
運動器疾患、脳卒中後のリハビリ、脊髄損傷患者のケア、さらに慢性痛への対応に注力しています。
「台湾リハビリテーション医学会」が、専門医の育成や診療技術の向上を主導していることでも知られます。

運動器障害の予防は、医療費の抑制にもつながる——当クリニックの取り組み

運動器障害の予防は、患者さんの生活の質の向上だけでなく、医療費の抑制にもつながります。
当クリニックでは、最新のPM&R診療の知見を活用し、皆さまの健康をサポートしてまいります。

私たちは、新たな技術と知見を取り入れながら、運動器障害の予防と健康保持増進に取り組んでまいります。
皆さまのより良い未来に貢献できるよう、日々努力を続けてまいります。

引用元・参考資料

  • Journal of Ethics (AMA):PM&Rの歴史と倫理的側面
  • Medrina:リハビリテーション医とは

自分の腰や肩の相談先が、日本ではここしかないと思い込んでいる。
手術か、様子見か、その二択で話が進む。
ここからは、抜けられます。

抜けたあとは、診察室で「保存療法で診てもらえますか」と自分の言葉で聞けます。
国によっては、それを専門にする医師が4〜5年の研修を受けていると知っているからです。

そのうち、同じことで困っている人から相談されます。
「どこに行けばいいと思いますか」。
答えられるのは、制度の形を一度見比べたからです。

※本記事は情報提供を目的としており、医療行為・心理療法ではありません。個人の感想であり、効果を保証するものではありません。
Dr.EKO博士

この記事を書いた人

Dr.EKO博士