不安やストレスは、できれば避けたいものですよね?
不安があるからこの仕事をやめた方がいい——Q. ネガティブな感情の波を、どう捉えていますか?
多くの方にとって、ストレスや不安、心配といった感情は「できれば避けたいもの」ではないでしょうか。
Dr. EKO博士(医師・医学博士)も、約20年前まではまったく同じように考えていたといいます。
不安があるからこの仕事をやめた方がいい、ストレスがあるからこの人と付き合うのをやめた方がいい——そうやって、感情の波から逃げる選択を何十年も続けてきました。
ただ知らなかっただけ——Q. なぜ、そう捉えていたのでしょうか?
Dr. EKO博士は、自身のことを「ただ知らなかっただけ」と振り返ります。
Dr. EKO博士は整形外科医——骨・筋肉・腱・関節を手術で治す「体の専門家」です。
体のことには専門知識があっても、心の専門家ではありませんでした。
だからこそ、医科学的な知識を使った心理学、本質的にアプローチする方法がこの世に存在することを知らなかったのです。
これは、Dr. EKO博士が「自分が悪かった」「間違っていた」と責めるのではなく、「ただ知らなかっただけ」という視点で語る大切なポイントでもあります。
20年前とは真逆の結論——Q. では、今はどう捉えているのでしょうか?
約20年の歳月と、臨床心理師のもとでの6年間の学びがありました。
スタンフォード大学でのEI(Emotional Intelligence/感情知性)の学び、そして自分自身の試行錯誤もありました。
20年あまりの学びと試行錯誤を経て、Dr. EKO博士は「真逆の結論」に辿り着きました。
ネガティブな感情の波について、Dr. EKO博士が現時点で出している答えは、次の3つです。
生きる力の源である——避けるものではなく、自分を動かしてくれるエネルギー
内なる声のメッセージである——普段は出せない、自分の奥にある声
人生の羅針盤になる——上手に乗れれば、進むべき方向を示してくれる
20年前に「避けたい、避けたい」と思っていたものが、今では人生の羅針盤になる——この転換は、一朝一夕で起こったものではありません。
過労で倒れ、大切な人たちが去った——Q. この結論に、どうやって辿り着いたのでしょうか?
Dr. EKO博士がこの境地に至るまでの道のりには、3つの経験がありました。
過労で倒れた経験、大切な人たちが一人残らず去っていった経験、複数の心療内科を回ったドクターショッピングの経験です。
そのなかで出会った臨床心理師との6年間の対話、自分で開発したノート術、そしてスタンフォード大学のローラ博士との出会い。
これらが少しずつ積み重なって、「感情の波は避けるものではない」という結論に辿り着いたのです。
この道のりの詳細は、別の記事でお伝えします。
「ああ、まだ知らないだけなんだな」——「まだ知らないだけ」という視点
もし今、ストレスや不安、感情の波に襲われていて、どうしようもないと感じているかもしれません。
自分の才能を発揮できないと感じていたり、逃げたいと思っていたりするかもしれません。
そうであっても、自分を責めたり、間違っていると思ったりする必要はありません。
Dr. EKO博士が自身の経験から伝えたいのは、「ああ、まだ知らないだけなんだな」という感覚でいてほしい、ということです。
知らなかっただけなら、知ればいい。
本質的にアプローチする方法は、この世に存在します。
スラトレ®(メンタル思考トレーニング)は、その方法の一つとして設計されました。
不安が出た日は、その仕事を断る理由を探して一日が終わる。
ざわついた相手とは、次の約束を入れない。
ここからは、抜けられます。
抜けたあとは、不安が出た朝でも、その不安が何を言っているのかを紙に書き出してから、いつもの時間に机に着けます。
夕方には、その日にやると決めたことが終わっています。
そのうち、断ってきた仕事を自分から取りに行く日が来ます。
波が立った日は、避ける日ではなく、材料が出てきた日になります。
