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「だから〇〇」でつながった一文は、置き換えでは変わりません

「出る杭は打たれる」から伸びていった「だから〇〇」を、どう扱っていくかについて書いています。

公開日:2022年3月4日 / トレーニングの風景

「だから〇〇」は、長い年月そのままになります

「出る杭は打たれる」。この言葉を理由に、「だから社会で目立たないように生きてきた」「だから身を潜めるしかない」「だから日本が嫌いになった」と考える方が、実は少なくありません。

でも、「だから〇〇」って、本当にそうでしょうか。

一方で、「アメリカでは個性が尊重されるから、のびのびと活躍したい」「だから海外に住みたい」という声もよく耳にします。どちらも、ひとことでつないだ文です。

ひとことで言い切ると、そこで固まります

かつて私自身も、「スタンフォード大学スポーツ医学診療所に日本人として初めて選ばれた」という華々しい経歴を携えて渡米しました。けれど、そこで待っていたのは、九死に一生スペシャルのような、危機一髪の日々でした。

ここで気をつけたいのは、「〇〇だから△△」と物事をひとことで言い切ってしまうことです。

本来は複雑な要素が絡み合った壮大なテーマなのに、短絡的に結論づけ、長い年月それを信じ込んでしまうことが問題なのです。

置き換えでは変わりません

解決策は、単純に「△△を〇〇に置き換えましょう」と言えるような軽いものではありません。ポジティブに置き換えましょうとやみくもに言うのは、かえって思考をこじらせてしまうことがあるので要注意です。

目指したいのは、「だから○○だよね」と自然に湧き上がってくる状態です。例えば、「だから、周囲への感謝や配慮を忘れず、堂々と出よう」。「出る杭は打っていただけるのか……ありがたい。ある意味、自分へのテストだな」。

「だから〇〇」に対する捉え方が変わるだけで、人生の景色は違ってくることがあります。かつての私は、こういった思い込みを変えることがなかなかできず、同じような経験を何度も繰り返してきました。

長年染みついた思考の癖は、魔法のように一瞬で消えるものではありません。だからこそスラトレ®では「トレーニング」という言葉を大切に使い、いくつかのノート法を使いながら、少しずつ見直していきます。

ことわざの本当の意味は、誰にもわかりません

「ネガティブ」という言葉には、悪いものというイメージがついてしまっていますが、本来はそうではありません。

ことわざの「出る杭は打たれる」は、本当に「人の才能を抑圧するための言葉」なのでしょうか。才能ある人を思って、心配しながら送り出した優しい言葉だったのかもしれません。熱意を確かめるための、愛のある叱咤激励だったのかもしれません。本当の意味なんて、誰にもわからないものです。

昔の私は、「出る杭は打たれる」と言われるたびに一喜一憂し、右往左往していました。いまの自然な答えは、「だからどうした?」です。

スラトレ®は、自分の才能を、自分で扱えるようになるためのメンタル思考トレーニングです。いまの才能タイプと思考のクセが六角形で出る、30の質問を置いています。手元にある「だから〇〇」を書き出してみるところから始められます。

※本記事は情報提供を目的としており、医療行為・心理療法ではありません。個人の感想であり、効果を保証するものではありません。