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検査では異常がないのに、不調が続くとき

数値に表れない重だるさを、心と体のつながりとして読み直す見方があります。

公開日:2024年3月10日 / からだのこと

検査では異常がない。それでも体が重い

このだるさは、本当に体からのメッセージなのだろうか。検査では異常がないのに、なぜこんなに体が重いのだろう。不調と上手く付き合うには、どうすればよいのだろう。こうした問いを抱える方は少なくありません。

数値に異常が出ないと、この不調は気のせいなのだろうか、と自分の感覚のほうを疑いたくなります。けれども、心の状態が体に現れ、体の状態が心に影響を与える、という結びつきがあります。

心が疲れているときに、肩がこわばりやすいと感じる。不安なときに、お腹の調子に変化を感じる。リラックスしているときは、体が軽く感じられる。これは決して気のせいではなく、心身相関として説明されている現象の一つです。

思考のクセが、悪循環をつくる

慢性的な不調に対しては、認知行動療法(CBT)など、心理面からのアプローチが取り入れられる場面も増えています。背景には、心と体が思っている以上に深く結びついているという理解があります。

この重だるさは一生続くかもしれない、という不安が、実際の重さの感じ方を強めることがあります。動くと悪化するのでは、という恐れが、必要以上の安静につながることがあります。仕事に支障が出るかも、という心配が、体の緊張を高めることがあります。こうした思考パターンは、不調の悪循環を作り出しがちです。けれども、これらは少しずつ、優しく見直していけるものでもあります。

脳科学の研究では、脳が体の感覚に大きな影響を及ぼすことが示されています。心が穏やかなときは体が楽に感じられやすく、前向きな思考は自然な心地よさを支える方向に働きます。適度な運動も、脳内の心地よい物質の働きに関わると考えられています。心と体の両面からのアプローチに意味がある、と考えられているのはこのためです。

対話を育む、三つの視点

不調を厄介な敵として扱うのではなく、心と体から届くメッセージとして受け止める。内側で起きている変化に気づくためのサインとして読む。スラトレ®では、この受け止め方を大切にしています。スラトレ®は医療行為や心理療法ではありません。そのうえで、心と体の対話を育むために、三つの視点を置いています。

一つめは、呼吸とボディスキャン。気になる部分に優しく意識を向け、呼吸とともに緊張をゆるめ、体の感覚に丁寧に気づいていきます。

二つめは、生活リズムの調整。無理のない範囲で活動と休息のバランスを整え、良質な睡眠のための環境づくりや、小さな運動習慣の取り入れを意識します。

三つめは、周囲との関係づくり。必要に応じて周りに助けを求め、体調について適切に伝える方法を学び、支え合える関係性を育てていきます。

正しい順番や、決まった方法があるわけではありません。今日は3分だけ深い呼吸を試してみる。気分の良い日は、少しだけ体を動かしてみる。体調が優れない日は、十分な休息を取ることを自分に許可する。体調や生活に合わせて、できることから少しずつで十分です。

実際の進め方を見る場

続けている方からは、肩のこわばりがやわらいだ気がする、頭の重さが少し軽くなったように感じる、体が軽く感じられる日が増えた、眠りに入りやすくなった気がする、といった感想が寄せられることもあります(個人の感じ方であり、変化を保証するものではありません)。

体調との関係は、少しずつ見直していけるものだと考えています。焦る必要はありません。今日できることを、それぞれのペースで進めれば十分です。

スラトレ®は、自分の才能を、自分で扱えるようになるためのメンタル思考トレーニングです。いまの才能タイプと思考のクセが六角形で出る、30の質問を置いています。

※本記事は情報提供を目的としており、医療行為・心理療法ではありません。個人の感想であり、効果を保証するものではありません。