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筋肉の側の気持ちになって考えてみる

毎日固められ、健診の結果に合わせて急な負荷をかけられてきた側から、一度だけ景色を見てみます。

公開日:2024年10月14日 / からだのこと

体は原始時代とほぼ同じで、生活だけが変わりました

これまで、さまざまな試練に耐えてきたのは筋肉でした。私たちは本来動物ですので、文字通り動くことが快適な生き物です。容姿こそ変化が見られますが、体を構成する臓器自体は原始時代とさほど変わりありません。

これだけテクノロジーが発展しても、食物を食べるという方法でしか栄養を取り入れる手段はありませんし、息を吸わなければ生命の危機が訪れます。AIが発展しても、心臓の鼓動をコンピュータで制御することはできません。

生活様式の変化はめまぐるしいのに、体のほうは原始時代と同じです。ここに、ずれがあります。

デスクワークとスマホという、新しい試練

ここ20〜30年で急に現れ、主役となったデスクワークは、体を不動にする修行のようなものです。動かない時間が続くと、筋肉や関節は固まります。

固められた筋肉や関節の位置に合わせて、その走行場所を指定される靱帯や神経、血管もまた縮められます。位置を決めているのは筋肉や関節のほうなので、まわりのものも一緒に短くなっていきます。

スマホは、また違った形での試練です。首の骨は、横から見ると本来ゆるやかなS字を描いています。生理的湾曲と呼ばれる形です。その美しい形は無視され続け、意識のほうもスマホにすべて奪われます。

健診の結果が、次の試練になることがあります

毎日固められ、短くなり、形さえも変えられてきた筋骨格系は、健診の結果によって次の負担を強いられることがあります。

内科医から運動をすすめられると、急に引き伸ばされたり、重りによる負担を何度も与えられたりします。歪んだ形は一撃で正そうとされることもあります。次の結果しだいで、この試練は突如なくなり、またいつかやって来る恐怖心に負けず、体を健気に支え続けます。

その日の都合や考え次第で、立場をコロコロ変えられてきた筋骨格系。中には、40〜50年間、放置されてきた筋骨たちもあるでしょう。

一度、筋肉の側の気持ちになってみる

毎日のデスクワークやスマホの姿勢、健診の結果を受けての急な運動。筋骨格系はずっと、こちらの都合で扱われてきました。

毎日の不動に耐え、そのうえで急な負荷をかけられてきた側に、一度だけ優しさの視点を向けてみる時間があってもいいのかもしれません。

固められ、縮められ、それでも支え続けてきた側から見ると、景色が変わります。一度、筋肉の側の気持ちになってお考えいただけたら幸いです。

スラトレ®は、自分の才能を、自分で扱えるようになるためのメンタル思考トレーニングです。いまの才能タイプと思考のクセが六角形で出る、30の質問を置いています。体をどう扱うかを決めているのは、その日の考え方のほうかもしれません。

※本記事は情報提供を目的としており、医療行為・心理療法ではありません。個人の感想であり、効果を保証するものではありません。