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夢中が見つからない、というところから始まります

夢中とはどういう状態か、脳の側から見るとどう語られているか、日々の中で試せる手がかりまでをまとめています。

公開日:2022年5月2日 / 気持ちと考え方

「見つからない」というところで、多くの人が立ち止まります

「本当にやりたいことって何だろう」「何かに夢中になりたいのに、見つからない」「今の生活に物足りなさを感じている」。多くの方が、こうした問いの前で立ち止まっています。

現代は情報も選択肢もあふれています。だからこそ「自分にとって本当に大切なもの」が見えにくくなっているのかもしれません。

夢中は「探しにいく」ものではなく、「少しずつ気づいていく」ものかもしれません。

夢中とは、どういう状態か

夢中は、表面的な楽しみや一時的な興奮とは少し違うものです。自分の存在全体が静かに共鳴する瞬間。そんなふうに感じる方が多いようです。

ひとつめは「時間を忘れる体験」。没頭すると時間の感覚がゆるみ、外からの評価や結果を気にしなくなり、行為そのものが喜びになります。

ふたつめは「元気や活力の源泉」。疲れを感じにくくなり、自然な力がゆるやかに湧き出てきます。みっつめは「内なる声との共鳴」。本当の自分と対話しているような感覚に包まれます。

よっつめは「年齢に関係ない、子どものような純粋さ」。目の前に困っている人がいたから手伝った、喜ばれたから嬉しかった。そんなシンプルな動機が、いつの間にかライフワークへとつながっていきます。

脳の側から見ると

「夢中」は、脳科学の観点からも興味深い状態として語られています。ひとつは「フロー状態」と呼ばれる最適な集中です。自我の感覚が薄れ、パフォーマンスが自然に高まります。

また、夢中の最中には神経伝達物質のバランスが整い、ストレスに振り回される時間が減ったと感じる方もいるといわれます。

外から与えられる報酬ではなく、自分の内側から湧き上がる動機が原動力になっている。それが夢中の大きな特徴です。

手がかりは、日々の中に置かれています

日々の中で試せるアプローチが五つあります。一、好奇心に従う。小さな興味を大切にし、自分の反応に正直になる。二、心配や不安があれば、まず先にお別れをする。結果を急がない。

三、身体の感覚を手がかりにする。ワクワクするか、呼吸が浅くならないか。四、周囲の評価より、自分の「気持ちよさ」を基準にする。五、誰かに喜ばれた経験を振り返り、「また関わりたい」と感じる領域を探る。

ある受講生の方は、子どもの頃から忘れていた園芸への情熱を再発見されました。最初は小さな鉢植えから始め、今では地域の高齢者の方々との園芸プロジェクトに関わっています。「夢中とは、与えられるものではなく、自分の中から湧き上がるものだと分かりました」という言葉をいただきました。

スラトレ®は、自分の才能を、自分で扱えるようになるためのメンタル思考トレーニングです。いまの才能タイプと思考のクセが六角形で出る、30の質問を置いています。周囲の評価と自分の気持ちよさ、いまどちらを基準にしているのか。そこを見ていくところから、手がかりはたどれます。

※本記事は情報提供を目的としており、医療行為・心理療法ではありません。個人の感想であり、効果を保証するものではありません。