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「区別」と「差別」を分けているもの

同じ線引きが差別として受け取られていくとき、そこで動いているのは思考のクセです。

公開日:2022年4月25日 / 気持ちと考え方

同じ線引きが、途中から別のものに変わります

私たちは日々の生活の中で、無意識のうちに「区別」と「差別」をしていることがあります。これは必ずしも悪いことではありません。ただ、その違いを理解し、適切に扱う視点がないと、人間関係や社会に不要な摩擦や誤解を生んでしまうことがあります。

小学校の運動会で紅組と白組に分かれるのは「区別」です。競技の進行をスムーズにするための合理的な線引きであり、そこに優劣の意図はありません。

けれど、もし紅組は成績が悪い子たちの集まりだという噂が広まり、子どもたちが不当な扱いを受けるようになれば、それはもはや「区別」ではなく「差別」です。組を分ける線はそのままなのに、扱いのほうが変わっています。

「区別」より「区分」という言葉を選ぶ

言葉のほうを選び直す、という手もあります。「区別」に含まれる「別ける」という漢字は、「別れる」と書くと、もう二度と戻れないような印象を受けます。「分ける」であれば、また元に戻ることもできる、というニュアンスが残ります。

区分の本来の役割は、情報を整理し、物事をスムーズに進めることです。右利きと左利きで座る位置を分けて、食事中に肘がぶつからないようにする。サイズごとに服を並べて、探しやすくする。

これらはすべて合理的な区分であり、そこにネガティブな意味を付け加える必要はありません。

差別を生んでいるのは、思考のクセです

では、なぜ一部の区分が「差別」として認識されてしまうのでしょうか。その理由は、多くの場合、思考のクセにあります。

人は事実そのものではなく、自分の思考回路を通して物事を解釈しています。区分そのものには善悪はなく、そこにどのような意味付けをするかがカギになります。

たとえば、子どもの親どうしの会話で、うちの子は白組で良かった、「紅組の子とはあまり遊ばせないほうがいいかもね」といったやり取りがあったとします。

仮に紅組に成績が良くない子が多いというのが事実だったとしても、それを「だから〇〇すべき」と結びつけてしまう思考回路こそが、差別を生む要因になります。

こうした思考パターンは、長年の習慣によるものが大きく、無意識のうちに行われていることがほとんどです。

思考を整えるという選択

スラトレ®では、この思考のクセに丁寧にアプローチし、よりフラットで冷静な判断ができるようにトレーニングを行っていきます。

差別や偏見を完全になくすことは難しいかもしれません。まずは、自分の思考回路を見つめ直し、必要のないネガティブな解釈を、そっと外していくところから始められます。思考の整理は、心の余裕を育み、より生きやすくなるための第一歩になります。

日々、何気なく物事を判断していますが、その思考のクセが自分自身や周りの人にどのような影響を与えているかを振り返る機会は、意外と少ないものです。思考の整え方を身につけていくことは、心の余裕と、より穏やかな日常を育む鍵になります。

スラトレ®は、自分の才能を、自分で扱えるようになるためのメンタル思考トレーニングです。いまの才能タイプと思考のクセが六角形で出る、30の質問を置いています。区分そのものに善悪はなく、そこにどのような意味付けをしているかを見ていく、という順番です。

※本記事は情報提供を目的としており、医療行為・心理療法ではありません。個人の感想であり、効果を保証するものではありません。