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感情と向き合う新しい方法 — 脳科学が教える感情マネジメントの実践法

私たちの感情は、単なる反応ではありません。それは脳が発する、精密で重要なメッセージなのです。

公開日:2021年2月3日 / 気持ちと考え方

相談者

なぜこんな気持ちになるのか、自分でも分かりません。

皆さんこんにちは、Dr.EKO博士です。
毎日をキラッキラに生きるThrive(スライブ)のためのトレーニング、スラトレ®を運営しています。

「なぜこんな感情になるのか理解できない」——感情に振り回される日々、その背景にあるもの

「感情をコントロールしたい」「なぜこんな感情になるのか理解できない」「ネガティブな感情に振り回されている」——感情との関係に悩む方は少なくありません。

ただ、私たちの感情は、単なる反応ではありません。
それは脳が発する、精密で重要なメッセージなのです。

脳の感情マップ——辺縁系・前頭前野・神経伝達物質

  1. 辺縁系(感情の中枢)——恐怖、喜び、悲しみなどの感情を生み出す場所で、生存に必要な情報処理を担っています。
  2. 前頭前野(理性の砦)——感情を分析し、長期的な判断や意思決定を支える脳の部位です。
  3. 神経伝達物質の働き——ドーパミンは喜びや報酬と関連し、セロトニンは満足感と心の安定に関わり、コルチゾールはストレスや緊張に関連する物質として知られています。感情はこうした情報システムの一部として理解できます。

「感情は敵ではなく、私の内なる道案内のようなものだと理解できました」——参加者の声と、感情の再発見

スラトレ®に参加された方からは、こんな言葉が寄せられています。

「大きな幸せを感じるためには、同じくらいネガティブなことを知らないといけない。これを聞いて、自分がどれだけ自分の感情に目を背けてきたんだろう……と改めて考えさせられました」(個人の感じ方であり、変化を保証するものではありません)

長年感情を抑え込んできたという、35歳のエンジニアの方がいらっしゃいます。
脳科学的なスラトレ®アプローチを学んだあと、感情を「情報システム」として受け止めるようになっていったといいます。

「感情は敵ではなく、私の内なる道案内のようなものだと理解できました」(個人的な感想です)

まずは書きとめる、という安心感から——3つのモードで感情と向き合う

① 記録モード(スラトレ®ノート①:メモ)——感情を判断せず、ただ記録します。
「なぜこの感情が今、湧いてきたのか」は後回しで構いません。
まずは書きとめる、という安心感から始めます。

② 解読モード(スラトレ®ノート③:対話ノート)——感情の背景にあるきっかけを理解していきます。
どのような状況で、どの感情が生まれているのかを丁寧にたどります。

③ 統合モード(スラトレ®ノート④:オペノート)——感情と理性の対話を試みます。
前頭前野を活用し、感情の中に自分なりの意味を見出していきます。

「ネガティブを消す」から「感情から学ぶ」へ

従来の「ネガティブな感情を消す」というアプローチではなく、「感情から学び、少しずつ育っていく」視点へ——これがスラトレ®が大切にしている向き合い方です。

Dr.EKO博士からのメッセージ

感情は、あなたの脳が送るメッセージです。
耳を傾ければ傾けるほど、自分自身への理解は深まっていきます。
一歩ずつ、あなたのペースで、感情との新しい関係を育てていきましょう。

夜中に急に落ち込んで、翌朝には理由も思い出せない。
同じ場面で毎回いらだつのに、原因が分からない。
ここからは、抜けられます。

抜けたあとは、いらだった日の夜にメモを開くと、どの状況で何が起きたかが一行で書けます。
同じ場面が来たとき、身構える前に手が動きます。

そのうち、家族から「前はここで黙り込んでたよね」と言われます。
そのとき返せるのは、我慢が上手くなった話ではなく、何が起きているか分かっているという話です。

※本記事は情報提供を目的としており、医療行為・心理療法ではありません。個人の感想であり、効果を保証するものではありません。
Dr.EKO博士

この記事を書いた人

Dr.EKO博士