言われた通りに、精密に、正確に仕上げる——「言われた通りに」がとても上手な日本人
日本で生まれ育った私が、アメリカで暮らして実感したことがあります。それは、日本人の「指示を正確にこなす能力」が、驚くほど高いということでした。
言われた通りに、きちんとやる。指示通りに、精密に、正確に仕上げる。この能力の高さは、世界に誇れるレベルです。「当たり前」だと思っていたことが、外から見ると驚きの対象になる——そんな経験でした。
「〇〇先生が言ったから」——有名な先生やメソッドに、つい頼りたくなる時
帰国後、改めて周囲を見渡してみると、あることに気づきました。「〇〇先生が言ったから」「有名な専門家が推奨しているから」「この方法が世界で認められているから」——こうした理由で、自分の選択を決めている方がとても多いのです。
もちろん、医学や専門技術については、信頼できる情報源から正確に学ぶことはとても大切です。ですが、メンタルのあり方や人生の選択となると、話は少し変わってきます。
どんなに有名な先生が提唱したメソッドであっても、それを採用するかどうかはあなた自身が決めること。世界には60億人以上の人がいますが、あなたの人生を生きるのは「あなた」だけ。だからこそ、「この方法は、自分に本当に合っているのか?」を見極める力が、とても大切になります。
誰かが作った方法を、正確に実行できる能力——「テクニックを学ぶ力」と「自分の人生を生きる力」は別もの
テクニックを学ぶ力——誰かが作った方法を、正確に実行できる能力。
自分の人生を生きる力——自分にとって最適な選択を、自分で見つけていける能力。
この2つは、重なる部分もありますが、本質的にはまったく別のものです。スラトレ®では、単に「正しい方法を学ぶ」ことを目指すのではなく、「あなた自身にとって最適な方法を選ぶ力」を、少しずつ育てていきます。
物事の本質を見極める力——スラトレ®が育てたい「審美眼」
「審美眼(しんびがん)」とは、物事の本質を見極める力。他人の意見に流されず、自分にとって必要なものを選び取る力。そして、自分の中にある「本当の答え」に、少しずつ気づいていく力です。
この力を育てていくと、「あの先生が言っているから、そのまま信じる」ではなく、「この方法は、本当に自分に合っているのだろうか?」と、一度立ち止まって考えられるようになっていきます。
「この方法を採用するかどうかは、ご自身で決めてください」——審美眼こそが、あなたの人生を守るガイドになる
審美眼は、あなた自身を守るための、大切な羅針盤。そして、あなたを「スライブ(THRIVE)」——自分らしく咲いていく方向へと「導いて」くれるガイドです。
スラトレ®では、さまざまなテクニックをお伝えしますが、私は毎回必ずこう言っています。「この方法を採用するかどうかは、ご自身で決めてください」「大切なのは、自分の審美眼を磨くこと」——この言葉の背景には、相手の人生を最大限にリスペクトしたいという気持ちがあります。
評判のいいメソッドを見つけるたびに申し込んで、三週間で止まって、続かなかった自分を責める。ここからは、抜けられます。
抜けたあとは、新しい方法の案内を読んだとき、まず「これは自分の平日の夜に置けるか」を考えてから決めます。合わないと分かった方法を最後まで開かずに閉じても、後ろめたさが残りません。
そのうち、人から「なんでその方法にしたの」と聞かれます。答えられるのは、誰が薦めていたかではなく、2週間試して自分の平日の夜に残ったのはこれだった、という話です。