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答えを渡さない関わり方は、具体的に何をしているのか

解決策を与えるかわりに何をしているのかを、三つの姿勢に分けて整理しました。

公開日:2024年11月24日 / トレーニングの風景

進む時機を決めるのは、本人です

良い関わり方は、解決策を与えるものではありません。相手のなかにある答えが、本人の側から出てくるようにする関わり方です。スラトレ®では、この関わり方を三つの姿勢に分けています。

一つめが、タイミングを尊重することです。人が成長する時機は、本人が決めます。関わる側が行動を促すのではなく、「今やりたい」と思える瞬間に寄り添う。ここが起点になります。

具体的には三つあります。動きたい時に動ける環境を整えること。急かさず、安心して考える時間を用意すること。そして、相手の主体性を最優先にすることです。

指示が、問いに置き換わります

二つめが、問いかけの形にすることです。「これをやりなさい」ではなく、「どう進めたいですか」。言い換えの例が三組、挙げられています。

「こうすべきです」は、「最も大切だと思うことは何ですか」に。「Aを選びましょう」は、「自由に選べるとしたら、どうしたいですか」に。「答えはこれです」は、「どの答えがご自身にしっくりきますか」に。

三組とも、左は言い切る形で、右はたずねる形です。相手のなかにある解決の芽を育てることが、関わる側の仕事だと置かれています。

満たされている側から、分け合います

三つめが、自己愛のお裾分けというスタイルです。自分が満たされた状態から、相手への関わりを届けるという意味です。押し付ける指導ではなく、相手への愛と尊重の共有になります。

前提として、関わる側自身が満たされた状態にあること。ここが土台です。自分を大切にすることが先で、相手を自分と同じ価値ある存在として扱い、余裕のある心から生まれる関わりを分け合います。

特別なセールストークも要りません。関わる側の役割は、受けた学びをバトンのように次へ渡すことだからです。難しい話法や心理テクニックも要らず、自分が満たされていることが何よりの土台になります。この姿勢さえ保てれば、技術の上乗せは後から積み上がります。

一人じゃない、という感覚

回数や時間に制約があっても、「私は一人じゃない」と感じてもらえること。ここまで届けば、関わる側の役割はほぼ果たせたと言えます。

スラトレ®を学んだ大人に共通しているのは、リミットが無いことだとされています。誰かに一方的に管理されない。評価基準を押し付けられない。たとえ閉鎖的な組織に所属していても、心の自由を保てる。この制限のない自由が、到達点として置かれています。人との関わりは、技術よりあり方で決まる、というのが元にある考え方です。

ここまでが、答えを渡さない関わり方が具体的に何をしているのか、という話です。ただ、この進め方は自立型と呼ばれ、放任とよく混同されます。三つの姿勢を並べただけでは、その混同はほどけません。

自立型と放任を、どこで分けるのか。これは姿勢の説明とは別の問いになります。

スラトレ®は、自分の才能を、自分で扱えるようになるためのメンタル思考トレーニングです。いまの才能タイプと思考のクセが六角形で出る、30の質問を置いています。

※本記事は情報提供を目的としており、医療行為・心理療法ではありません。個人の感想であり、効果を保証するものではありません。