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習慣は、脳の回路にどう刻まれるか

繰り返される思考や行動が神経シナプスの結合を強め、習慣として脳に刻まれていく仕組みについての話です。

公開日:2024年10月21日 / 気持ちと考え方

チリも積もれば山となる、は脳にも当てはまる

皆さまは、習慣についてどのようにお考えでしょうか。日本には「チリも積もれば山となる」という格言があります。日々の小さな積み重ねが、やがて大きなものになる、という意味の言葉です。実はこの考え方、脳の構造にも当てはまります。

私たちの脳は、繰り返される思考や行動によって、神経シナプスの結合が強化されます。この結合が強固になることで、習慣が形成されていくのです。今回は、脳神経シナプスと習慣の関係を、医学的視点からひもといていきます。

ネガティブな習慣も、同じ仕組みで育つ

たとえば、誰かの「悪いところ」にばかり目が行きがちな場合。このネガティブな思考回路が繰り返されることで、対応するシナプス結合が強化され、やがて根深い習慣になっていきます。これはまるで、「毎日ネガティブ思考を鍛えている」ようなもの。気がつけば、簡単にはやめられない習慣にまで成長してしまうのです。

スラトレ®では、このようなネガティブの習慣化を、受講生の方々が「こじらせ」と表現されることがあります。この言葉は、状態をよく言い表しています。良い習慣も、そうでない習慣も、脳の側から見れば同じ仕組みで刻まれていく、というのがポイントです。

抜け出すには、新しい回路を作っていく

ネガティブな思考回路が強化された状態を変えるには、新たな神経回路を構築していくことになります。しかし、この「思考の回路を作り直す」というのは、意識的に取り組まなければ簡単にはいかないプロセスです。そこでスラトレ®では、「脳の可塑性」を踏まえた習慣の見直し方を、シンプルなノート術に落とし込んでいます。

大切にしているのは、三つの視点です。一つめは感情の整理。ためこまずに、区切りをつける考え方を身につけます。二つめは論理的思考力の活用。感情だけでなく、「合理的な視点」も意識します。三つめは新しい思考回路の意識づけ。目指す方向性を明確にします。こうした「脳の仕組み」を踏まえて、単なる「思考の切り替え」ではない、無理のない習慣の見直しを目指しています。

何歳からでも、と考えられる理由

ネガティブな習慣は「こじらせ」につながりやすく、それが長年続くと「当たり前の思考回路」になってしまいます。それでも、脳の可塑性を踏まえれば、何歳からでも新しい習慣を意識して育てていくことができると考えています。

大切なのは、「良い習慣」を意識して育てていくこと。1mmでも前に進むために——そのための具体的な考え方を、これからも磨いていきます。

スラトレ®は、自分の才能を、自分で扱えるようになるためのメンタル思考トレーニングです。いまの才能タイプと思考のクセが六角形で出る、30の質問を置いています。

※本記事は情報提供を目的としており、医療行為・心理療法ではありません。個人の感想であり、効果を保証するものではありません。