灰と野菜の定期交換という実話
貨幣に頼らない価値交換の世界があります。物々交換文化が生きているエリアに住んでいる方限定の「すご技」ですが、それが実現できると、食材費の大幅削減と、それ以上の豊かさが手に入ります。「すご技」と呼びたくなるのは、住んでいるエリアという条件がそろって初めて成り立つものだからです。
農家さんとの作物との交換システムが構築できれば、食材購入費は一層抑えられます。これは、現代人全員が持っていてほしいスキルです。実際に我が家では、焚き火後に出る大量の灰と、農家さんの作物を定期的に交換しています。灰には殺菌効果があり、土壌を改良する最高の素材です。農業にとって、非常に価値の高い資材なのです。
なぜ、灰が価値を持つのか
ただし、どんな灰でもよいわけではありません。通常の野焼き程度では、灰にまでなりません。高温で完全燃焼できる高性能焚き火缶を使った焚き火ならではの副産物として、高品質な灰が生まれます。言い換えると、焚き火そのものの質が、灰の質を決めています。
加えて、我が家の灰は自然素材だけを燃やしているため、いっさいの混じりっけがありません。この純粋さが、農家さんから高く評価されるところです。だからこそ、貨幣と同等以上の「宝」になりえます。
物々交換が成立する条件
とはいえ、愛嬌で気に入られるだけでは不十分です。ポイントは、クオリティに耐えられるかどうか。高齢の1次産業者である農家さんのこだわり度と審美眼は、非常に高いものがあります。「この灰は本物だ」と認められるクオリティがあって初めて、継続的な交換関係が生まれます。
つまり、条件は二つです。交換に出すものが、相手にとって本当に価値のあるものであること。そして、そのクオリティが、相手の厳しい審美眼に耐えること。この二つが揃って初めて、貨幣を介さない交換が続いていきます。
本当の価値とは、何か
この実話が教えてくれるのは、価値は貨幣だけで測れるものではない、ということです。自分が持っているもの、できること、作れるものを、必要としている人に届ける。この循環が、お金に頼らない豊かさの基盤になります。
貨幣は価値の物差しのひとつであって、唯一の物差しではない。灰と野菜の交換は、そのことを日常の中で教えてくれます。食材費の削減という数字の話に見えて、手に入るのは、削減とそれ以上の豊かさの両方です。スラトレ®が目指す「eco/sustainable/efficient」な生き方は、こういった日常の選択の積み重ねから始まります。
スラトレ®は、自分の才能を、自分で扱えるようになるためのメンタル思考トレーニングです。いまの才能タイプと思考のクセが六角形で出る、30の質問を置いています。