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職場の圧は、どこから降りてくるのか。赤字の焦りと、麻痺していく感覚

人が減る、仕事が増える、失敗が許されない。その圧は、たいてい上のほうの焦りから降りてきます。

公開日:2026年10月4日 / 働き方を見直す

相談者

職場の空気が重くて、家に帰っても休まりません。どう考えればいいですか?

怒鳴り声が当たり前になっている。
本音が言えない空気がある。
家に帰っても、心が休まらない。

今は職場を離れていても、目を閉じると当時の場面が浮かんで、目の奥や体が固くなる。
そういう方は、少なくありません。

2026年10月4日の入門セミナーの後半、テーマは「恐怖は宝に変えられる」でした。
TOMOトレーナーは、心・構造・キャリアの3つから、この圧をほどいていきました。
この記事では、3つのうちの「構造」を取り上げます。

圧は、上の焦りから降りてくる

職場を例に取ります。

経営が赤字の構造になっている。
すると経営者には、「なんとかしなければ」という強い焦りが生まれます。
その焦りが、経費の削減になり、人を減らすことになる。
現場は人手が足りなくなり、「もっと働け」という圧になって降りてきます。

現場で感じている圧の出どころは、多くの場合、この経営の焦りです。
目の前の上司1人の性格だけで起きているわけではありません。

現場に出てくる3つの圧

圧のある現場には、似た形が出てきます。

1つ目は、階層的な権力です。
上下関係の圧が、そのまま人との接し方になる。

2つ目は、ミスへの不寛容です。
失敗を許さないプレッシャーがかかり続ける。

3つ目は、感情労働です。
心を使い果たして、同僚に向けるはずの優しさまで削られていく。
気づけば、自分が無理を重ねている。

この3つが、恐怖の連鎖の土台になります。

常態化すると、感覚が麻痺する

圧が当たり前になると、もうひとつのことが起きます。

「おかしい」と感じる感覚そのものが、麻痺していくのです。

同じ構造は、職場の外でも起きています。
家族の中でも、自分1人の頭の中でも起きます。
頭の中の司令塔が「なんとかしなければ」と焦り続けると、体の「おかしい」という知らせが届かなくなる。
そして、さらに頑張る圧を、体と心にかけ続けてしまいます。

構造が見えると、責める先が変わる

構造が見えると、「私の我慢が足りないから」と自分を責めるのを止められます。

自分の問題として抱えていたものの中に、構造が作った圧が混ざっている。
この2つを分けて見ることが、恐怖を断ち切る視点のひとつです。

スラトレ®では、職場・家族・社会の構造の見方を、自分を守りながら健全に働く戦略と合わせて扱います。

行き先

会議で上から強い言葉が飛んできた日も、「これは誰の焦りから来ているか」が見えている。

自分の範囲のものだけを持ち帰り、残りは置いて帰る。
家に着くころには、家族と夕飯の話をして笑っている。

そこまでの道のりと感じ方には、個人差があります。

入門セミナーのご案内

毎月第1・第3日曜の朝9時から90分、オンライン(Google Meet)で開いています。
講義形式で、発言を求めることはありません。

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※本記事は情報提供を目的としており、医療行為・心理療法ではありません。個人の感想であり、効果を保証するものではありません。
Dr.EKO博士

監修

Dr.EKO博士