「私はダメなんだ」と責めていた方がいます
受講されたHさんは、以前受けていたコーチングサービスでの体験を、アンケートでこう振り返っておられます。「他の人が良くなってるのに、私はダメなんだと自分を責めて自暴自棄になっていました」。Hさんお一人の感想であり、効果を保証するものではありません。
同じプログラムを受けていても、自分だけ結果が出ないと感じる体験は、人をとても追い詰めます。Hさんは、その苦しさのなかにおられました。なお、これはHさんが通われた特定の場での実感であり、コーチングという仕事全体の話ではありません。
本人の問題ではなく、設計の問題であることが多いのです
「自分だけダメ」という感覚は、本人の資質の問題というより、サービスの設計の問題であることが多いと考えています。
全員が同じ成果を出せるという前提で設計されたプログラムは、人によって合う合わないがあります。合わない人がいたとしても、それはその人の責任ではありません。けれども、周りと比較される環境のなかでは、「自分がダメだから」と受け取ってしまうのです。設計に向かうはずの問いが、自分への責めに変わる。ここに、この苦しさの正体があります。「自暴自棄になっていました」というHさんの言葉は、この構図がどこまで人を追い込むかを示しています。
比較しない、という設計もあります
一人ひとりの課題もペースも違うのが当たり前。そう置いたうえで、その人が自分なりに前進することを大切にする。スラトレ®は、受講される方を他の誰とも比較しない設計にしています。
「自分だけダメ」と感じてきた方にとって、比較されない環境は、それ自体が安心の材料になります。比べる相手がいなければ、「他の人が良くなってるのに」という文の前半が、そもそも成立しないからです。ただし、比較しない設計はあくまで環境の話であり、そのなかで何をどう進めるかは、一人ひとりの歩みに委ねられています。
自分を責めない、という新しい関わり方
Hさんはスラトレ®を通じて、自分を責めるパターンから少しずつ離れていかれました。
ネガティヴをスルーしないで大切にする。これは、自分を責めることとは反対の行為です。自分の感じたことを認める。自分のペースを尊重する。他人と比較しない。こうした小さな選択の積み重ねが、自分を責めないという新しい関わり方を育てていきます。責めるのをやめよう、と決意するのではなく、反対の行為を小さく重ねていく。この順序のほうが、実際的なのだと思います。責めない、という否定形の目標は、できたかどうかが見えにくいものです。感じたことを認めた、比較しなかった、という行為の形なら、今日の自分にあったかどうかを確かめられます。
スラトレ®は、自分の才能を、自分で扱えるようになるためのメンタル思考トレーニングです。いまの才能タイプと思考のクセが六角形で出る、30の質問を置いています。