「スルーしない勇気」という言葉
受講されたHさんは、初級コースで得たものをアンケートでこう語っておられます。「ネガティヴをスルーしないで自分を大切にすること」「自分の感情やネガティヴを自分で見つけて、解決していくスキルを習得しました」。Hさんお一人の感想であり、効果を保証するものではありません。
スルーしないという選択と、解決していくというスキル。この二つは対になっています。そして前者には、実は勇気が要ります。勇気という言葉で語られること自体が、この選択の重さを物語っています。今回は、その理由から考えます。
直視は、しんどい作業だからです
ネガティヴを直視するのは、しんどい作業です。自分の弱さや傷、見たくない部分と向き合うことになるからです。
日常のなかで湧いてくるネガティヴな感情を、一つひとつ丁寧に扱うのは大変です。だから私たちは「気のせい」「大したことない」「考えすぎ」とラベルを貼って、通り過ぎようとします。ただ、スルーしたネガティヴは消えているわけではなく、どこかに蓄積していきます。それがいつか、大きな形で噴き出すことがあるのです。流している間も、なかったことになっているわけではないのです。
流すのは楽で、向き合うのはしんどい。それでも向き合う側を選ぶには、勇気が要ります。Hさんの言葉が「スルーしない」を選択として語っているのは、この構図があるからだと読んでいます。
勇気は、支えがあって持てるものです
では、その勇気はどこから来るのでしょうか。Hさんの場合、この勇気を支えたのは、伴走と、スラトレ®の型が与えてくれる安心感でした。
一人きりで、丸腰で向き合うのではなく、型に沿って、伴走されながら向き合う。勇気とは呼んでいますが、その実体は、支えのある環境だからこそ踏み出せた一歩だった、ともいえます。勇気を根性の話にしないことが、ここでは大切です。人が付き添う安心と、進め方に形がある安心。Hさんの言葉が語る支えには、その両方が含まれています。
スキルは、段階的に組み上がります
もう一つの「自分で見つけて、解決していくスキル」には、中身があります。ネガティヴを見つける練習、感情に名前をつける練習、ノートで向き合う練習。こうした具体的なスキルを段階的に身につけていき、それらが組み合わさることで、自分で感情を扱えるようになっていきます。
自分を大切にする、というと抽象的に聞こえますが、Hさんが習得されたのは、感じたことを無視せず、ちゃんと扱うという具体的な姿勢でした。スルーしない勇気と、扱うスキル。この二つが揃って、初めて自分との関わり方が変わっていくのです。
スラトレ®は、自分の才能を、自分で扱えるようになるためのメンタル思考トレーニングです。いまの才能タイプと思考のクセが六角形で出る、30の質問を置いています。