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教える側が、一歩引いた場所に立つ理由

慕われることと、依存されることのあいだに、最初から線を引いた設計の話です。

公開日:2024年8月24日 / トレーニングの風景

「先生の言葉がすべて」という空気があります

教祖化しない。スラトレ®を設計し、運営するうえで、私が強くこだわり続けてきたスタンスです。依存させないトレーニングという言い方の奥には、この覚悟があります。

自己啓発やスピリチュアルの世界では、講師が神格化されてしまうことが少なくありません。先生がいないと前に進めない。先生の言葉がすべて。そんな空気のなかで、学びに来たはずの方が、自分の判断軸を失ってしまうことがあります。

スラトレ®を設計する段階から、私はこの危険性を強く意識してきました。どれだけ人生に影響を与えるトレーニングであっても、受講生の方が私に依存する関係になってはならない。これは譲れない一線です。

人生の主人公は、受講生ご自身だからです

理由はシンプルです。受講生の人生の主人公は、受講生ご自身だから。

主人公が主人公であり続けるためには、伴走者は一歩引いた位置にいる必要があります。必要なときに助けになり、必要がなくなったら笑顔で送り出す。私が描くトレーナー像は、最初から卒業していただくことを前提にしています。

依存が生まれにくいよう、二つの工夫を置いています

ひとつは、トレーニングのゴールが明確に設定されていることです。受講生の方は、卒業という地点を見据えながら、一歩ずつ歩みます。

もうひとつは、答えを与えず、問いを返すスタイルを貫いていることです。答えを握っているのは受講生ご自身。この構造がトレーニングのなかに組み込まれているため、先生が答えを持っている、という錯覚が起きにくくなります。

送り出す日を、最初から願っています

スラトレ®が目指す到達点は、スライバーという生き方です。スライバーとは、自分の足で立ち、自分のなかから湧き出るエネルギーで繁栄していく人のこと。そこへ向かうには、最後まで自分で決める経験を重ねていただく必要があります。教祖化した関係のなかでは、この経験が育ちません。だからこそ、教祖化を断固として拒みます。

トレーニングの設計そのものが、受講生の方が卒業していく日を前提に組まれています。「一生サービスを受けてください」とは決して言いません。もう自分で扱えますね、と笑顔で送り出せる日を、心から願っています。せっかく生きるのなら、スライバーで生きてみないか。そう問いかけながらも、最終的に歩くのはご本人です。伴走が担うのは、その一歩を踏み出す力を、ご本人が取り戻していくまでのひとときです。

スラトレ®は、自分の才能を、自分で扱えるようになるためのメンタル思考トレーニングです。いまの才能タイプと思考のクセが六角形で出る、30の質問を置いています。

※本記事は情報提供を目的としており、医療行為・心理療法ではありません。個人の感想であり、効果を保証するものではありません。