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話が噛み合わないとき、先に動いている「当たり前」

「普通こうでしょ」というイライラを入口に、無意識の思い込みに気づくセルフワークの話です。

公開日:2021年6月30日 / 気持ちと考え方

「普通こうでしょ」と、先に答えが立つことがあります

家族や友人、パートナーと話が噛み合わない。相手のやり方に「普通こうでしょ」とイライラしてしまう。価値観の違いに戸惑う。こうした経験は、誰しも一度はあるはずです。

このとき、考えて出した結論というより、先に答えが立っています。自分の中の「当たり前」が、確かめる前に動いている状態です。

スラトレ®では、ネガティブな固定概念や思考の癖を紐解きながら、自分自身の価値観を深く理解していくプロセスを大切にしています。そもそも、この「当たり前」——固定概念とは、何なのでしょうか。

掃除の「当たり前」が、二人の間で違っていました

ある日、私がアメリカで過ごしていたときのことです。ルームメイトと「掃除」について、大きな価値観の違いを経験しました。

彼女は、水回りを完璧に磨くことが「家を清潔に保つ」ことだと考えていました。一方、私は「掃除とは、まず床をきれいにすること」だと思っていたのです。

お互いの「当たり前」の違いに気がついたとき、「固定概念って、こんなにも人によって違うんだ」と深く考えさせられました。どちらも掃除をしているのに、何をもって掃除とするかが、二人の間で違っていたのです。

気づくことが、捨てることより先に来ます

固定概念は、一見「面倒なもの」「邪魔なもの」と思われがちです。でも実は、私たちの生き方に大きなヒントを与えてくれるものでもあります。

ここで大切なのは、「自分の固定概念に気づくこと」です。スラトレ®では、自分の思考の癖をノートに書き出し、「なぜ、私はそう考えるのか?」を客観的に見つめ直すプロセスを大切にしています。話が噛み合わなかった場面、イライラした場面、戸惑った場面は、自分の「当たり前」が顔を出した場面でもあるので、書き出す材料になります。

よく、「ネガティブな固定概念は捨てましょう」という言葉を耳にします。でも、本当にそうでしょうか。大切にしたいのは、固定概念を無理に捨てるのではなく、それと向き合い、自分の生き方に活かすという視点です。

「何が正しいか」ではなく、「いまの自分に最適か」

「何が正しいか」ではなく、「どの選択が、いまの自分にとって最適か」を知ること。固定概念と向き合い、それを適切に扱えるようになったとき、人はより自由に、自分らしく生きていけるのではないかと感じています(感じ方には個人差があります)。

「固定概念」と聞くと、何かを変えなければならないと思うかもしれません。でも、本当に大切なのは、自分の思考のクセを理解し、それをどう活かすかを選択できることです。

スラトレ®は、自分の才能を、自分で扱えるようになるためのメンタル思考トレーニングです。いまの才能タイプと思考のクセが六角形で出る、30の質問を置いています。

※本記事は情報提供を目的としており、医療行為・心理療法ではありません。個人の感想であり、効果を保証するものではありません。