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動脈硬化の予防や進行を遅らせるための非薬物療法を極める——食事・運動・生活習慣の実践ガイド

内科では運動をした方が良いと勧められ、整形外科では無理な運動は避けてと指導される。

公開日:2024年11月28日 / からだのこと

薬だけではありません——動脈硬化の予防に広く知られている方法

動脈硬化の予防や進行を遅らせる方法は、薬物療法だけでなく、生活習慣の改善を中心とした非薬物療法も重要な役割を果たします。

動脈硬化を予防し、進行を遅らせるための確立された方法には、以下のものが広く知られています。

  • 生活習慣の改善:適切な食事療法(野菜、果物、魚を中心とした食事、動物性脂肪の制限、オメガ3脂肪酸が豊富な魚、食物繊維が豊富な食品など)
  • 定期的な運動:有酸素運動を中心に、週150分以上
  • 完全禁煙と適度な飲酒の禁止
  • 適正体重の維持
  • ストレス管理
  • 危険因子の管理:高血圧、糖尿病、脂質異常症などの適切な治療と管理
  • 薬物療法:スタチン系薬剤などの抗動脈硬化薬、必要に応じて降圧薬や血糖降下薬
  • 定期的な健康診断と早期発見・早期治療:健康診断や定期受診で血圧、脂質、血糖値などをチェック

これらの方法を総合的に実践することで、動脈硬化の予防や進行の遅延に効果があることが科学的に示されています。薬物療法は重要な選択肢の一つですが、生活習慣の改善と危険因子の管理が動脈硬化対策の基本となります。薬物療法と非薬物療法を組み合わせた総合的なアプローチが、動脈硬化の予防と管理に最も効果的であると言えるでしょう。

実行するのは決して簡単ではありません——生活習慣改善で大切にしたい3つの柱

定期的な運動と、適正体重の維持、そしてストレス管理。この三つが健康において重要であることは広く知られていますが、実際に実行するのは決して簡単ではありません。以下に推奨されている項目をまとめ、さらに当院のメディカルトレーニングが生まれた経緯もお伝えします。

運動療法として推奨されているのは、次の項目です。

  • 毎日30分以上の有酸素運動を行う(週3回以上、できれば毎日)
  • ウォーキング、速歩、水泳、サイクリングなどの中強度の運動を選ぶ
  • 運動強度は「ややきつい」と感じる程度が適切
  • 徐々に運動時間や強度を増やし、体力に合わせて調整する

適正体重の維持については、次の項目です。

  • BMIを適正範囲内(18.5〜24.9)に保つ
  • 特に内臓脂肪型肥満の「解消」に努める
  • 筋肉量の増加を意識し、基礎代謝の向上を図る

ストレス管理と休養については、次の項目です。

  • 十分な睡眠(1日6〜8時間)を取る
  • 趣味や旅行などでストレス「解消」を図る
  • 散歩や深呼吸などのリラックス法を取り入れる
  • 長期的なストレス管理方法を見つける

内科では運動すべき、整形外科では無理な運動は避けて——EKOフィジカルが生まれた経緯

運動が健康に良いことは、健康診断の結果からも明らかです。内科では「運動をした方が良い」「体重を減らすべき」と指導される一方で、整形外科の臨床現場では「運動をすると膝や腰が痛む」という相談が多く見られます。無理な運動や、体に合わない運動は健康維持どころか、かえって怪我や負担を増やしてしまう原因にもなりかねません。そのため、内科では「運動すべき」と勧められる一方で、整形外科では「無理な運動は避けて」と指導されることがあり、患者様が病院内で指導の矛盾に戸惑うことも少なくありません。

こうした矛盾を「解消」し、無理なく健康的に運動を続けるためには、適切な体の使い方を身につけることが重要です。しかし、このような運動指導やリハビリを保険診療の範囲内で十分に提供することは難しいのが国内医療の限界です。クライエント様一人ひとりの体の悩みに寄り添い、健康的に運動を継続していただけるよう、EKOフィジカルが生まれました。

体重は「筋肉」と「脂肪」が合わさったものです——適正体重の維持

体重は「筋肉」と「脂肪」が合わさったものであり、単なる数字では体の組成や状態はわかりません。たとえば、体重が50kgの方でも、その内訳は特殊な検査をしなければわかりません。ですので、数字に惑わされず、適正体重の維持においては筋肉量の増加を意識することが大切です。

特に中年以上の女性では筋肉量が健康維持に直結します。筋肉が増えることで基礎代謝が向上し、脂肪が燃焼しやすい体質がつくられます。詳細は「三十路過ぎた女性が筋肉をつけるべき理由:筋肉だけはあなたを守り続けます」の記事に書いています。

日本の生活環境は非常にストレスフルです——ストレス管理と休養

私自身が海外での生活経験から感じることですが、日本の生活環境は非常にストレスフルです。通勤ラッシュや職場での人間関係など、日常そのものがストレスの要因となりやすいでしょう。こうしたストレスを和らげるために、散歩や深呼吸、趣味の時間を確保することが有効だとされ、教科書的にも推奨されています。しかし、実際のところ、これを記載する専門家自身も、本当の意味での休息を取るのが難しい状況に置かれています。

二刀流でアプローチする——スライブトレーニング®とEKOフィジカル

多くの「解消」法が一時的なものである中、スライブトレーニング®は長期的かつ根本的なストレス管理方法として生まれました。体を動かすこともストレスの緩和には効果的であるため、スライブトレーニング®とEKOフィジカルの「二刀流」でアプローチすることが重要だと考え、当院ではこの取り組みを導入するに至りました。

体の声に耳を傾けながら——長く続けられる健康づくりへ

動脈硬化の予防や進行を遅らせるためには、薬物療法だけに頼らず、食事・運動・体重管理・ストレス管理という生活習慣の改善が大切だとされています。無理なく継続できる自分に合った方法を見つけ、体の声に耳を傾けながら、長く続けられる健康づくりに目を向けていきたいですね。

参考文献=MSDマニュアル「動脈硬化」ほか、動脈硬化に関する公的機関・医療機関の公開資料。

運動しろと言われ、無理はするなと言われ、どちらに従えばいいのか決められない。項目は全部知っているのに、来年の健診まで一つも動かない。ここからは、抜けられます。

抜けたあとは、朝の30分が予定表に先に入っています。膝の痛まない歩き方で、駅ひとつ分を歩いて帰れます。健診の紙を開いたとき、下がった数字を自分の一日と結びつけて読めます。

※本記事は情報提供を目的としており、医療行為・心理療法ではありません。個人の感想であり、効果を保証するものではありません。