こたつの前で、ぎっくり腰になりました
Dr.EKOがぎっくり腰になったときの話です。腰の裏に青いブロックを入れて、そこへ体を預ける形をとりました。
このブロック、置く位置が1cmずれると、途端にそこじゃない、になります。同じ道具、同じ姿勢で、違うのは1cmだけです。
1cmは、外から見て分かる差ではありません。写真に撮っても、たぶん同じに写ります。差が出るのは、預けた本人の側だけです。
位置は、外からは決められません
どこに入れれば体を預けやすいかは、整形外科医であっても、外から見て一発では決められません。骨の並び方も、痛めた場所も、人によって違うからです。
決められるのは本人だけです。少し動かして、違う、もう少し、と探していく。当てる側が言った位置ではなく、本人がしっくり来た位置が、その日の置き場所になります。
同じことが、体の動かし方でも起きます。ボールの投げ方を教えるときに、脇を開けろ、と一つのフォームを渡すやり方があります。渡されたフォームが体に合わない人は、投げるたびに小さな無理を重ねることになり、たいてい続きません。続かなかった理由は、意欲ではなく、寸法の合わなさのほうにあります。
考え方の整理も、同じ構造をしています
心のほうの整理も、これと同じです。専門家がここが原因ですと言っても、本人にしっくり来なければ、1cmずれたブロックと同じことになります。
ずれた位置に体を預け続けても、しっくりは来ません。ずれていることに気づかないまま、我慢の時間だけが積み上がっていきます。
しかも、心のほうは1cmの差が見えにくくできています。腰なら、違う、と体が返してくれます。考え方のほうは、違和感が言葉になるまでに時間がかかるので、ずれたまま何年も預け続けられます。
一緒に探すところまでが、仕事だと考えています
だから、位置を指定するのではなく、一緒に探します。当てて、違うと言ってもらって、また動かす。この往復を引き受けるところまでが、コーチの仕事だと考えています。
自分で探せるようになると、往復の相手も要らなくなります。カチンと来た日に、これは違う、こっちだ、と自分で当て直せる。ブロックを自分で動かせる人と、動かしてもらう人の違いです。
違いは、日曜の夜に出ます。もやもやを抱えたまま月曜を待つのか、その場で紙に置いて、当ててみて、違うと分かってもう一度動かすのか。自分で動かせる人は、待たずに済みます。
最初の1cmは、たいてい外れます。外れることを見込んで動かすところが、この作業のこつです。
スラトレ®は、自分の才能を、自分で扱えるようになるためのメンタル思考トレーニングです。いまの才能タイプと思考のクセが六角形で出る、30の質問を置いています。