完全独立でも転職でもない、第三の道
「今の仕事は大切にしたい。でも、新しい可能性にも挑戦したい」。多くの対人医療職の方が、こうした思いを抱えているのではないでしょうか。背景にあるのは、「安定性を保ちながら、収入も可能性も広げたい」という状態です。
そこで置かれるのが、完全な独立や転職ではなく、いまの専門性を活かしながら副業・複業として新しい挑戦を始めるという「第3の道」です。安定した収入を維持したまま、段階的に挑戦でき、経験を積みながら成長していく。リスクを最小に抑える置き方でもあります。
使えるのは、現場で積んだ経験のほうです
この道で効いてくるのが、相乗効果です。現場での経験が副業に活き、副業での学びが本業に還元され、視野と可能性が広がっていく。新しく何かを足す前に、すでに動いているものが素材になります。
具体例として挙がるのは三つです。ひとつめはオンライントレーニング。空き時間を活用でき、場所を選ばず、専門知識をそのまま使えます。ふたつめはセミナー・講師で、休日を活用して経験を共有し、ネットワークを築いていく形です。みっつめはコンテンツ制作で、記事執筆、動画制作、教材開発が並びます。
三つで使われているのは、専門知識と、現場での経験と、人に伝えてきた蓄積です。そのうえで、無理のないペース設定、長期的な成長、ワークライフバランスの維持という三つが保てる形であることが、持続可能性の条件として置かれています。
緊急性として挙げられている、三つのこと
もうひとつ、緊急性として挙げられている点があります。「専門職なら大丈夫神話」が崩れてきていること。診療報酬引き下げが加速していること。そして、専門領域へ非専門職が参入してきていること。
もはや「専門職なら安泰」ではない、という置き方になっています。
両立させるときに見る、四つの欄
実務の面では、注意点が四つ並びます。
一つめは時間管理です。本業への影響を避けること、効率的なスケジューリング、休息時間の確保。二つめは確定申告・法務で、収入の管理、経費の積み重ね、定期的な振り返りが挙がります。
三つめは本業との両立です。優先順位を明確にし、時間を適切に配分し、相乗効果を生み出すこと。四つめは継続的な学習で、専門性の深化、新しいスキルの習得、ネットワークの活用が並びます。
副業・複業は、リスクを最小限に抑えながら新しい可能性に挑戦できる選択肢の一つです。段階的に、そして着実に。すでに持っている専門性を活かしながら、自分に合う働き方とキャリアの再設計を見つけていく形になります。
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